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2018年の北海道胆振東部地震で大規模停電を経験しました。
実は東日本大震災も関東被災しましたが、自宅が計画停電しなかったので、何時間も停電したのは初めての経験です。
我が家は夜中の3時から翌日の19時頃まで、約40時間停電しました。
初めて本格的に停電し、電気がないとどれだけ生活に支障が出るか学びました。
その経験を踏まえ、停電時に必要な物を順番に紹介します。
コンテンツ
何も準備していなかった我が家はどうしたのか
手動で充電出来るライトがあったのですが、停電発生時には壊れていて使えませんでした。
準備するだけでなく常日頃のチェックが必要です。
夜間も停電している可能性に備え、ドラックストアに3時間並び手に入れたのが「ロウソク」でした。
うちの夫は全く気にしていませんでしたが、いざと言う時の為に灯りは手に入れないといけません。
子供も怖がります。
災害の準備も、災害が起きた時も決して楽観はしてはいけません。
備えがあれば大きな安心を得られます。
結局、我が家は急遽手に入れた1本19分しかつかない「ロウソク」で一晩乗り切ったのです。
倒れてもすぐに引火しにくいことを考え、小鉢など深いお皿に入れて使うと良いです。
コップくらい深いと立てるのが大変です。
ただし、これは地震による停電なので「ロウソク」は本来オススメ出来ません。
度々震度3程度の余震があったからです。大きな揺れで引火して火災になれば大惨事です。
一番必要なのは「ランタン」だった
停電の必須アイテムとして誰もが「懐中電灯」をあげると思いますが、手に持って一点を照らすようなタイプは家の中では不便です。
それよりも部屋全体を照らしてくれる「ランタン」の方が役に立ちます。
1人、2人で生活するなら、それほど不便はないのですが、家族で生活するなら不便です。
一つ以上のランタン、(二世帯住宅などは二つ以上)といくつかの懐中電灯が必要です。
懐中電灯の内訳ですが、最低「居間」に一つ、「トイレ」にも出来れば置いて照らせる物が一つ。
あとは家族構成次第です。
小さい子供は親と一緒にいるので別途必要ではありませんが、自分の部屋で過ごす大きな子供や家族には懐中電灯が一つずつくらいあれば安心です。
このメインでない懐中電灯は安価な物、100均の商品でも良いです。
たまたま子供が持っていた100均のライトが意外と役立ったのです。
写真の左端ですが、トイレに持ち込むのも便利だったので、震災が落ち着いてから改めて買いました。
懐中電灯を選ぶ時の注意
充電式の場合、停電が長引いた時に充電出来ない場合があるので、乾電池を使用する物がベストです。
又キャンプなどではなく、災害の為に買うのであれば普段から家で使う電池を使う懐中電灯が経済的です。
我が家であれば、時計や目覚まし時計、ゲーム機・テレビのリモコンに使う単3電池か単4電池となります。
長時間連続使用する時は、マンガン電池よりもアルカリ電池の方が向いているようです。
(長期保管時には液漏れ防止の為、懐中電灯から電池を抜いておいてくださいね)
私が練りに練って購入したのがこちらです。
パナソニックのどっちかライトです。(どっちもライトは電池の種類が多いので使い易い方を)
手に持ちやすく、立ててランタンとしても使える上、電池も選べるんですね。お値段もお手頃です。
震災を経験した人ならお分かりでしょうが、震災直後に懐中電灯は速攻で売り切れますので、災害前に買わないといけません。
コンパクトサイズなので、家族が多い方などはランタンに特化した物をオススメします。
懐中電灯の次に準備するもの
2番目は迷いましたが、ライフラインと言うことで「カセットコンロ」です。
我が家の場合、LPガス給湯と、キッチンもLPガスを使っています。
ガス給湯や灯油ボイラーで電気を使うのであればお湯は出ません。
我が家のキッチンですが、ガスコンロは電池で着火する為電気不要でつきました。
オール電化・電磁調理器の場合は、停電時に使えませんのでカセットコンロが必要です。
災害でライフラインが止まっている時は、温かいご飯に癒されました。
鍋でご飯を炊く方法も覚えておくと良いです。子供の家庭科の教科書に載っていたりもします。
米さえあれば、おにぎりを作ることが出来るので安心出来ましたよ。
二日間、コンロでご飯を炊きました。
停電時にはラジオ
停電時はテレビが使えませんし、スマートフォンなど携帯電話の充電もコンセントから出来ません。
ツイッターが一番繋がりやすく情報も早かったので、スマートフォンを使っていたのですが、常にバッテリーの残量を気にする有様でした。
テレビが使えない時は、ラジオがあったらいいなと心底思いました。
情報が少ない状態で被災しているのは精神的に参ります。
ラジオからは給水所についてなど、被災時に役立つ情報が聞けるので、電気が使えない時は乾電池で使えるラジオが便利です。
ラジオって意外と安く2000円前後から買えるのですが、プラス1000円くらい出すと災害に便利な多機能なラジオがあります。
このラジオは携帯電話の充電可能、LED電灯として灯りもつきます。太陽光充電可能、単4電池利用可能です。
基本的に多機能な物は特化した物には劣ると思っていますが、災害だと荷物が少ない方が良かったりするのでこれは便利ですよね。
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モバイルバッテリーとカーチャージャー
携帯電話の充電について先に述べていますが、モバイルバッテリーがあれば少し安心できます。
もっと長く充電することを考えると自動車のシガーソケットから充電出来るカーチャージャーですね。
我が家は音楽を聴くようにトランスミッターがあったので、これで充電しました。
車は半分以上ガソリンがあると安心です。災害に備えるならば半分なくなったくらいで常時給油するといいですよ。
地震の影響で最後まで混んでいたのはガソリンスタンドでした。
実はモバイルバッテリーもあったのですが、我が家のモバイルバッテリーは充電に48時間以上かかるような代物でして、震災当日は充電されていませんでした。口コミを調べて購入することをオススメします。
携帯電話を充電することを考えると、きちんと充電できるモバイルバッテリーとカーチャージャー(又はトランスミッター)があると安心です。
ノートパソコンを持っている人は、ノートパソコンを充電しておくことも大事です。ノートパソコンからも携帯電話の充電が出来ますよ。
ただし電話線が必要なWi-Fiなどはコンセントを使うのでノートパソコンからインターネットは使えませんでした。
冬の停電に湯たんぽをオススメする理由
北海道胆振東部地震の場合、まだ半袖で過ごせる季節なのが不幸中の幸いでしたが、北海道などの寒冷地の場合真冬に電気が止まると大変なことになります。
なぜなら暖房器具の殆どはコンセントが必要で電気なしではつけられないのです。
ニュースでも取り上げられていました。
保温効果のある災害用毛布
色々と調べてみて、エマージェンシーブランケットなど災害用の保温効果のある毛布もおススメされていましたが、何もない時はこれもいいでしょう。
しかし水を沸かすことが出来るなら「湯たんぽ」、これが一番温かいのではと思っています。
冬の停電に準備するものは湯たんぽ!
冷え性なので真冬は湯たんぽを使っていますが、湯たんぽと毛布や布団があれば大体朝方までストーブをつけないで寝ても何でもありません。
最低限同じ布団で寝られる人数にひとつ、2~3人にひとつは湯たんぽがあれば安心です。
北海道と限らず、関東なども冬は冷えますし冷え性の方は持っていて損はないです。
住宅事情、日ごろ使える点など、あらゆることを考慮しても湯たんぽは一番オススメです。
ただしお湯が沸かせないと使えないのがネックです。コンロと水がないといけませんね。
あれば安心ポータブルストーブ
一番温かくて過ごしやすいのがポータブルストーブです。
しかしマンションなどの集合住宅の場合湿気の問題でポータブルストーブを禁止されているところもあります。
持ち家の一軒家でしたら、ポータブルストーブが一つはあると安心ですね。
ライターや灯油が必要の物が殆どです。
災害時にも使えると勧められているのがコロナのストーブです。
やかんでお湯沸かしたり、アルミホイルでお餅を焼けたりするので、このようなタイプのストーブは災害時に便利ですね。
ストーブは耐震自動消火装置付きの物が多いですが、ここも念の為チェックをオススメします。
使用時間は短いですが「カセットガスストーブ」もあります。
お値段も石油ストーブに比べると安く、給油が必要ない点では優れています。
大規模停電を経て用意するもの
今回、北海道でブラックアウトを経験して、電気がない生活がいかに不安か知りました。
紹介した物は我が家でも用意しようと思っています。
震災の直後から考えてはいたのですが、日頃使わない物なので、値段やスペックをよく吟味してみました。
現在家にある物は…
◎車での携帯電話を充電できるトランスミッター
◎モバイルバッテリー
◎100均のLEDライト数本(震災後、早めに買いました)
◎カセットコンロ
◎湯たんぽ
早々に準備するもの
●パナソニックの懐中電灯など2本くらい(購入済み)
●携帯用ラジオ
湯たんぽももう一つ買い足したり、モバイルバッテリーを買い替える時は災害を意識して選びたいです。
住宅の規定上ストーブは購入不可能です。一軒家なら一つは買うところでした。
ブラックアウトを経験し、自分が購入したいと思う物、実際に必要だと強く感じた物をオススメしました。
地震の後は必要な物は売り切れますし、台風の暴風時に買い物に出掛けるのは大変だと思います。
災害の多い日本に住んでいるからこそ、事前の災害対策で家族の安心をある程度準備出来ると思います。
我が家も水のペットボトルやカセットコンロ、車にガソリンがあったので、それほど慌てずには済みました。
他人事だとは思わず、お子さんがいる家庭は特に事前の準備をオススメします。
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