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二度の大地震を被災しましたが、私が未だ経験していないのが「断水」です。
北海道地震で被災し「停電対策」は分かったつもりですが、「断水対策」は水を用意しておくこと以外の知識はありませんでした。
「まさか北海道で大地震が…」とは考えていない私ですが、災害対策は後回しで何もしていませんでした。
しかし今後は子供達の為にも停電対策だけではなく、断水対策を練ることにしました。
断水の為に私が調べた方法をお伝えしますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
断水時の飲料水と食事
人は体内の水分を5%失うと吐き気・頭痛の症状が出るそうです。
更に10%~20%の水分を失うと最悪の事態を招きかねません。
ですから、吐き気・頭痛の症状にはよく注意して、水分補給をして下さい。
体の大きさなどによっても違いますが、人が一日に必要な水分量は3Ⅼだそうです。
※体重10kgまでの赤ちゃんの場合、1日に必要な水分量は体重1kgあたり100mlだそうです。
5人家族の飲み水
我が家は5人家族なので、1日1人3Lだとしたら5人で15Lなので、2Lの飲料水のペットボトルが7本半必要になります。
食料・飲料は3日分の備えが必要と言われていますので、22本半の飲料水のペットボトルが必要となります。
箱売りの場合、6本入りが多いので、4箱分くらいの備蓄となりますね。
しかし水の段ボール3~4箱を常に置くスペースって、お家にありますか?
一軒家だとガレージなどのスペースがあるかもしれませんが、マンションの我が家では無理です。
断言します、無理です!他に食料も備蓄となると無理です!
ですから、もし3日分備蓄出来ない時は、災害の後に早めに飲み物を買いましょう。
水は最初に売り切れますが、麦茶やスポーツドリンクなどで水分補給すると言う手段もありますので、水に拘らなくて良いと思います。
皆さん、日頃から水だけ3Lも飲んでいないですよね?
ただ料理にはお茶を使うわけにいかないので、赤ちゃんのミルクや料理に優先的に水を使って下さい。
我が家は1箱を北海道地震時に備えていたので、安心感がありました。1箱は用意しておきたいものです。
飲料水のペットボトルは消費期限までに2年くらいあるので、切れる前に新しいのを購入し、前に買った物を使い切れば良いと思います。
そうするとさほどの出費にはなりません。
給水所に汲みに行く場合は容器があるといいかもしれませんね。
札幌では被害の大きな場所、マンションで断水した地域があり、地震発生当日から給水所を開設していました。
断水時の食事
断水したことがないので、実際に断水したことのある人の情報を調べてみました。
皆さん長期間断水しても、食料やある程度の飲料水は時間の経過と共に確保出来ているようです。
水は一番大事なライフラインですから、北海道地震でも給水所がどんどん設けられました。
停電によりマンションが断水したお宅の場合、公園に水を汲みに来ている方も見かけました。
断水中の食事で気を付けることは、食器洗いなどの水の確保が難しいと言うことでした。
ですから、お皿をラップで包んで汚さないようにしていたと言う情報を多く見ました。
割りばしや紙コップ、紙皿など使い捨ての容器もあると便利ですね。うちも災害時購入しました。
電気が通っている場合は、おにぎりを一回に沢山作って冷凍したりと言う話も見かけました。
災害時もおにぎりは手で持って食べられますし、皿も多く汚さず済みますので良いですね。
手を洗うのも困難なので、ウェットティッシュもあると役立つそうです。
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断水時のトイレ対策
我が家では少し前から、お風呂の残り湯を次に洗って入れるまで捨てずに残しています。
北海道地震の時もお風呂に水が溜まっていました。
ただお風呂の残り湯は雑菌が繁殖していますので、地震の後に浴槽を洗って新しい水を貯めなおしました。
お風呂に水がある場合のトイレの流し方
■洋式トイレの場合
バケツ一杯の水を便器に直接流す。
TOTOの公式サイトによると
①便座・便ふたを上げる。
②バケツ等で(6~8L程度)の水を、水飛びに注意しながら一気に流しこむ。
③さらに静かに3~4Lの水を流す
注意:排水管の途中に汚物が停滞する事を防ぐため、2~3回に一度は、多めの水(10~12L)を流す。
※タンクから流すのはダメ。
■和式トイレの場合
排水レバーを押しながら、バケツ一杯の水を勢いよく流す。
※どちらもトイレットペーパーは流さず、別に捨てる。
災害発生後などは、排水配管が破損していないかをご確認ください。
下水も使えない場合は、流すと破損個所で水漏れするので流せません。
水がない場合の対策
■非常用簡易トイレを使う
こちらは事前に用意することになります。
自宅のトイレにかぶせて使うポリ袋等のセット20回分であれば1000円台からあります。
組み立ててトイレ自体を作るものもあります。
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■簡易トイレを作る
材料:大型バケツ(または段ボール箱)、ポリ袋(ゴミ袋等)、新聞紙やペットシーツ、凝固剤など。
大型バケツあるいは、段ボール箱の内側にポリ袋を二重にかぶせ、細かく砕いた新聞紙などを入れる。
使用後は、上のポリ袋をしっかりと口を縛り所定の方法で捨てる。
断水時のお風呂
こちらも実際に断水した人がどう対処したかの調査データを見てみました。
かなり多かったのが、断水していない知人ご近所さん、実家で入浴していたと言う情報でした。
皆さん助け合って、お風呂を借りることで長期間の断水を凌いでいたそうです。
他には職場のシャワー等利用した。
銭湯や温泉を数日おきに利用した。
札幌の場合は被害の大きかった清田区の小学校で、地震発生2日後の9/8~9/11に陸上自衛隊の協力により入浴所が設置されました。
我が家の場合は断水していなかったのですが、停電でガスの給湯機が使えず、髪だけ冷水で洗ったり、子供達の体を濡れタオルで拭きました。
私は冷水シャワーを試しましたが、心臓が止まるかと思いました。
出来ないことはないですが、最終手段ですね。
被害が広範囲、頼れる人が近くにいない場合は、体を拭く(濡れタオルかウェットティッシュ等)、髪はドライシャンプーと言う方法もあります。
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北海道地震は阪神大震災より停電規模が大きかったものの、ライフラインが長くストップし大変だったのは阪神大震災と思われます。
その時に役立ったのがドライシャンプーのようです。
介護の現場で使われているドライシャンプーですが、このような非常時にも役立つんですね。
明け方、前日とそこそこの余震を感じる日々で、まだ断水や停電の可能性も考られると思い過ごしています。
先にお話ししたように、震災が他人事とは思っていなかったものの、忙しい毎日に追われ、中々起きるかどうか分からない災害に備えることが出来ていませんでした。
ですが今回記事を作成したり、長い停電を初めて経験し、最低限準備が必要な物について考えさせられました。
例えば簡易トイレのポリ袋のセットは、値段もそれほど高くないので購入しておこうかなと思いました。
今は北海道はやっと牛乳や豆腐が少し店頭に並んだばかりで、冷凍食品はありません。
ですから、商品を普通に購入出来るようになったら吟味し、防災グッズを購入していこうと思います。
全ての防災グッズを揃えて保管管理するのは大変です。
しかしこの記事で自分なりに必要な災害対策準備が出来れば幸いです。
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